植物工場システム

コンテナ式植物工場 ─ Container type plant factory

コンテナ式植物工場イラスト

栽培可能品目

区分 品種
葉物野菜 リーフレタス、サンチュ、サニーレタス、レッドオーク、サラダナ、フリルレタス、水菜、小松菜、チンゲン菜、サラダほうれん草、ベビーリーフ、スイスチャード、クレソン、ネギ、モロヘイヤ、ビバベルディ、クラウジア等
ハーブ類 パセリ、ルッコラ、バジル、ディル、ミント、レッドバジル、イタリアンパセリ、三つ葉、チャービル、クレソン等
研究中の品種 イチゴ、わさび、高麗人参、甘草、稲、薬草等

コンテナ植物工場の構造

作業性に配慮した栽培室と多段式栽培棚

コンテナ内の栽培室には多段式の水耕栽培用栽培棚を備えています。栽培面積を確保しつつ、作業性を損なわないよう栽培棚は幅700mm以上の通路を確保するように設計しています。

養液濃度、温度を最適に保つ養液循環式栽培層

栽培品種や栽培工程に応じてDFT(湛液型水耕)とNFT(薄膜水耕)を切替え可能な養液循環型の栽培槽を採用しています。常に養液を循環させて水温を一定に保つと共に、均一な液肥濃度(EC、PH) を実現しています。

調整機能付き栽培用照明システム

栽培棚の各栽培スペースには冷却FANが組み込まれた専用照明台に、高さ調整機能付き栽培用照明が設置されています。

・植物の成長に合わせて光源の高さを調整。少ない消費電力で効果的な栽培が可能。
・送風FANで風を送り、光源の熱の冷却と植物の育成を促進。

CO2噴霧装置

植物の育成促進に欠かせないCO2濃度を~5,000ppmの範囲で調整可能です。濃度異常時の自動停止機能など安全対策も万全です。

栽培室内の空気攪拌用FAN

栽培室の天井、前後の3箇所に栽培室内の空気攪拌用のFANを備えています。効果的で均一な室温調整、CO2濃度を実現します。

準備室内での集中オペレーション 準備室内での集中オペレーション

コンテナ植物工場の制御システム

集中制御、自動運転

養液の調整(EC、Ph)、照明制御、CO2濃度制御、湿度制御を各センサーと連携して集中制御します。各要素を個別に手動操作するマニュアル運転に加え、栽培植物毎に運転条件を設定可能な栽培レシピ機能で自動運転も可能です。

タッチパネル式の制御盤

コンテナ内設備の操作はタッチパネル式制御盤で簡単に行えます。センサー連携の精密制御栽培槽、養液溜め、養液タンク、調整液全ての養液系には液量センサーを設置し、ポンプの運転をコントロールします。

センサー連携の精密制御

栽培槽、養液溜め、養液タンク、調整液全ての養液系には液量センサーを設置し、ポンプの運転をコントロールします。養液不足等による不慮の故障を防止します。

安全設計(異常検知と通報)

水漏れや、養液不足、CO2濃度異常、コンテナ内の設備の異常等を自動検知しタッチパネル式制御盤に表示します。必要に応じて、システムの自動停止を行います。

準備室内での集中オペレーション

前室(準備室)

準備室内での集中オペレーション

栽培室の環境変化を極力排除するため、日常のオペレーション作業に必要な機器やタンク類は準備室(前室)内に集中配置されています。養液の調合や調整、補充、照明制御、CO2濃度制御、湿度制御等は、独立したドアを持つ前室を通して栽培室と接続されます。栽培室への入室頻度を減らす事で、安定した栽培環境を維持すると共に良好な作業環境を実現しています。

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